厄年(役年)の本来の意味とは…
厄年(役年)ですが、神様より御役を頂戴する。
それが本来の厄年(役年)の意味と言われています。
現に、厄年(役年)の方々が神社の境内清掃、神輿担ぎ等、様々な行事に積極的に奉仕されている地域もあります。
役年を迎えるという事は、地域社会において一定の地位となることを意味し、神事に多く関わるようになります。
このため心身を清浄に保ち、言動を慎む物忌(ものいみ)に服する必要があったわけです。
厄年の「厄」は、神様にお仕えする神役の「役」であるといわれるのも、こうした理由によるものです。
現在では、災難が多く生じる面が強調され、その禁忌の感覚が強くなりましたが、七五三や成人式、年祝ひなどとともに、人生における通過儀礼として、大切に考えられていることには変わりありません。
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